当院について

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院長紹介

理事長 精神保健指定医
平田 勝豪 Hirata Katsuhide
平成13年より愛媛大学医学部付属病院精神神経科、平成16年より愛媛県立今治病院精神科心療内科、平成19年よりアキクリニック勤務し平成27年11月Dクリニック開設
非常勤医師
頼田 綾子 Yorita Ayako
平成11年愛媛大学附属病院精神神経科勤務、平成15年堀江病院勤務、平成16年愛媛大学附属病院精神神経科助手勤務、平成17年正光会今治病院勤務、平成27年11月Dクリニック兼務、平成30年Dクリニック駅前医院兼務
名誉顧問
福田 良二 Fukuda Ryouji
昭和31年9月国立石川県山中病院勤務、昭和35年6月駅前医院開業、令和2年10月Dクリニック駅前医院退任

Dクリニックの理念

「志」

Dクリニックの「D」の由来は、好きな言葉の「志」(こころざし)です。
人は何のために生きるのか、それは人それぞれ異なります。
私にとっての「志」とは、ヒポクラテスの誓いにもあるように医師としての自分自身の能力と判断に従って、患者の利益が最大限になることを最優先に生きたいのです。

「志」を英訳しようとしましたが、1つの単語にするのは難しく、Dream(夢)とDecision(決断)とDetermination(決意)の3つの単語を合わせた意味とのことでした。
なので、その頭文字を取ってDクリニックとしました。

本邦は先進国でありながら自殺率の高い国です。
原因は失業率を含めた経済的要因など様々ありますが増加の一途を辿る児童虐待件数とも関連していると考えます。国を創るのは子どもたちです。不登校などの不適応で生きていく自信を無くし、そのまま大人になり結局ひきこもりになり家族も途方に暮れるというケースがあふれています。
精神科臨床で最も大切で究極の使命は自殺を予防することと考えています。
臨床医である限り目の前の死という悲しみから逃げずに「生」を見つめるということに、こだわりたいのです。

心の病気には様々なものがありますが、どの心の病気にしろ、人の心を治すのは「人」だと考えています。
今苦しんでいる症状をいかに緩和し、少しでも社会適応を目指し、最終的に自己実現を達成し、一人でも多くの人と寄り添うために、365日利用できるクリニックにしました。
また「脱・薬物療法」を目指し少しでも科学的な知見から治療を行っていくために自由診療も取り入れました。

当院の診療は以下の4つで構成されています

1 一般診察
2 デイケア
3 訪問看護
4 自由診療

それぞれを詳しく説明します。

1 一般診察

精神科医と基本的には1対1で診察を行います。(ご家族や所属している学校の先生、職場の上司などの同席を希望される方はもちろん同席で構いません。)血液検査や心理検査で器質的な疾患を除外し、まず診断します。その後必要であれば経口内服薬などによる薬物療法を行いますが、全ての基本は精神療法と考えます。理念でも申し上げたように人の心を治すのは「人」であると考えており、あくまでも薬物療法は精神療法や環境調整では不足している部分を補完するための補助的なものにすぎず、最終的には薬物療法から離脱し自律した上で自立を目指します。

○対象疾病(ICD-10より)

F0: 認知症(アルツハイマー病、レビー小体型認知症、脳血管性認知症など)
F1: アルコール依存症
F2: 統合失調症
F3: 気分障害(うつ病、双極性障害など)
F4: 神経症性障害(強迫性障害、パニック障害、適応障害など)
F5: 摂食障害、産後うつ病、睡眠関連障害など
F6: パーソナリティー障害
F7: 精神遅滞
F8: 発達障害(学習障害、自閉症スぺクトラム障害など)
F9: 注意欠陥多動性障害、チック障害など

2 デイケア

我々は無人島で生活しない限り家族や学校や職場など常に集団の中で生活しています。
1対1の一般診察では自分の困っていることを表現できているのに集団になると途端に何も発信できなくなったり、休職し十分元気になったと思って復職しても職場という集団の中にいるだけで疲労困憊しすぐに再休職を余儀なくされたりすることが多く子どもであれば1対1の別室登校や保健室登校は可能でも、クラスのみんなのいる教室の中に入りづらくそれを練習する場がなかなかないというのが現状です。
当院では複数の精神保健福祉士、看護師及び作業療法士や公認心理師が常駐し社会適応するために必要な「体」と「頭」を一緒にトレーニングしていきます。
具体的には体作りとして、ルームランナーやエアロバイク、筋力トレーニングマシーンを使って体力トレーニングをします。どんな時も力強く生きていくために体作りは必要不可欠です。現役のボディービルダーやピラティスの先生からの指導もあります。
次に頭のトレーニングとして就職を目指した社会技能訓練(SST)などの認知行動療法や気分障害や強迫性障害、摂食障害、アルコール依存症などの各精神疾患に対する家族を含めた心理教育や集団精神療法を行います。子ども達には教育が絶対的に必要です。不登校が続くとどうしても学力も低下してきます。学力が低下するとさらに授業が苦痛になり登校困難さが増悪するという悪循環に陥ります。そのため当院では英語教育を中心とした学習する習慣作りやコミュニケーション能力の習得を目指すため英語教師による学習指導もあります。イメージとしてはクリニックとスポーツジムと塾を合わせたものになります。
もちろん初めはみんなと読書したりテレビを見たり食事するだけで精一杯だと思います。そのために多職種の専門家が常駐していますから、ゆっくり、ゆっくり、前進しましょう。

3 訪問看護

学校や職場に行けないどころかクリニックにも通院できないひきこもり状態で困っている場合に利用してください。精神保健福祉士や精神科臨床に10年以上携わった経験のある看護師が訪問します。まず1回会ってみましょう。

4 自由診療

四国、特に愛媛県では数少ない光トポグラフィーによるうつ病・双極性障害・統合失調症の診断を行います。

また愛媛県内の心療内科クリニックでは初めての施行となる経頭蓋磁気刺激治療(TMS治療)によるうつ病治療を行います。詳細はまずはご連絡ください。